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イルグルムにふさわしい名刺ってどんな名刺だろう。シンボルマークと名刺のお話し

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足跡のない道の連続だったリブランディングプロジェクト
今回は新名刺ができるまでをご紹介します。

新社名「イルグルム」を社内に発表したのは、2019年5月のゴールデンウィーク明けの朝会。
タイムリーだった新元号発表のようすにちなんで額を用意し、5月下旬の社員総会に先立って、まずは速報というかたちで共有しました。

                 社長による朝会速報のようす

「イルグルム」。この言葉自体には意味がありません。
すべてのものごとは意味のある言葉でできているのが普通ですが、これまで独自の価値で発展を続けどこにもない企業を目指すわたしたちの未来像には、まだ世の中にない言葉がぴったりだったのです。

最初は聞きなれない5文字に戸惑っていた社員も多かったようですが、5月下旬の社員総会でリブランディングの総合ディレクションをご担当いただいた佐藤卓さんをお招きした対談によって、その思いは払拭されたようです。

特別対談「岩田進×佐藤卓」 イルグルム誕生までの軌跡


意味を持たないことは弱みではない、自分たちがその意味を未来と一緒に作っていくんだ。
社内の共感も得て、無事、2019年8月1日から新社名の利用を開始しました。

新社名の利用開始にあわせて準備しなければいけないものはたくさんあります。
名刺のリニューアルもそのひとつ。
利用開始日に間に合うように進めました。

イルグルムにふさわしい名刺ってどんな名刺だろう。それは、佐藤卓さんにシンボルマークをご提案いただいたときのアイデアがヒントになりました。

シンボルマークは「輪ゴム」がモチーフになっています。
輪ゴムは、使う人によってさまざまな意味を持つ「無限の可能性」の象徴です。
さらに、重なりあったり組み合わせによってあらゆる形に姿を変える輪は、社員の「和」とひとりひとりの「個性と多様性」を表現しています。


このストーリーを落とし込むことで、名刺でもイルグルムの世界観を表現できると考えました。
5つの輪ゴムを組み替えて社員ひとりひとりに「自分のシンボルマーク」をつくってもらい、全社員違うシンボルマークを持つ名刺にすることにしました。

100名以上いる社員にどうやってシンボルマークを作ってもらうか。
これは、理念プロジェクトに協力を仰いで、前述の社員総会でワークショップを実施しました。
前半の佐藤卓さんとの対談セッションで輪ゴムのストーリーを聞き、理解が深まった状態で実際に輪ゴムに触れてもらいたくて、輪ゴムを全員に配ることにしました。

重要度が高い自分のシンボルマークを創作するという作業。
大人数で一斉にやるので、ルールを明示しておくことが重要です。
ワークシートを用意して、(輪ゴムを)増やさない、完全に重ねない、枠からはみ出さない、など、ポイントを絞って禁止事項とし、あとは自由に並べてもらいました。


わいわいしながら思い思いに形を作ってもらったあとは、真上から撮影した写真を送ってもらいました。

その写真をPCに取り込んで、ひとつずつ配置をトレースしてaiデータ化したものを印刷会社様へ。

こうやって出来上がった名刺は、並べると本当に個性豊かです。



オモテがあればウラがありまして、名刺をひっくりかえすと輪ゴムがみっちり並んだデザインになっています。
実はみんなの名刺を並べて置くと輪ゴムをどこまでも無限につなげることができるようになっているのです。
オモテは個性全開だけどウラでは全員がしっかりつながっているって、ギャップ萌えというかなんだか感動すら覚えます。(個人的意見です)

                   社長もテンションUP↑


自分の分身にもたとえられる名刺ですが、個性と多様性、無限の可能性を織り込み、自分らしさとイルグルムらしさの両方が詰まった名刺をつくることができました。

この名刺で、世界中の方々とイルグルムとの新しい縁を結んでいきたいと思います。


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